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原爆症認定制度の法律的な問題は、以下の一点に尽きる。

原爆症認定制度の法律的な問題は、以下の一点に尽きる。 爆心地に近いところにいた人間ほど、原爆症認定を受けにくくなる、という点である。 なぜ、そうなるのか? 原爆症の認定を受けるためには、広島への原爆投下の前後において原爆投下の近辺に自分が存在したという証拠を必要とする。なにか書類があればよいが、書類がなければ証人を必要とする。 これは、大変に矛盾をはらむ制度なのである。 爆心地に近いところにいた人間ほど、まわりの人間の死亡率は高い。 したがって、証人となってくれる人間が少ない。 あるいは、まったくいない。 そういうわけで、爆心地に近いところにいた人間ほど、原爆症認定を受けにくくなるのである。 一方で、当然、爆心地に近いところにいた人間ほど、原爆症の症状が深刻である。 原爆症認定制度は、こういう大きな矛盾をはらんでいる。

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